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期間工は雇用保険に加入できる?保険の基本や注意点をご紹介!

公開日:2023/01/15  最終更新日:2023/06/13

期間工は雇用保険に加入できる?
工場・製造業の期間工として働く場合、雇用保険に加入できないと思っていませんか。期間工も雇用保険に加入できます。契約終了後、次の仕事までの間が空くと心配なのが生活費です。雇用保険に加入していれば、失業中も給付金で生活費の不安は減りますね。ここでは、雇用保険の基本や期間工で働くときの注意点を紹介します。

雇用保険の基本

雇用保険は日本政府が運営する保険です。労働者の生活や雇用の安定と就職促進のための保険で、職を失った人や教育訓練を受講する人へ失業等給付などを支給します。

従業員が1人以上いる会社は業種に関係なく雇用保険の適用対象で、会社の従業員は雇用保険の被保険者になります。正社員やパート・アルバイト、期間契約社員などの違いは関係ありません。雇用保険は会社と従業員が保険料を折半して負担しています。

基本手当の期間と金額

雇用保険は、原則として離職の翌日から1年間が受給期間です。給付日数は、雇用保険の加入期間や年齢、離職の理由で異なり、具体的には90日から360日の範囲で決められています。支給金額は離職前の給与のおおよそ50%から80%です。

加入の要件

雇用保険への加入の要件は2つあり、労働時間が週20時間以上であることと、雇用の契約期間が31日以上見込まれていることです。どちらか一方ではなく両方とも満たさなければなりません。契約内容が加入要件をクリアする必要があります。

受給の要件

雇用保険の受給のためには、原則として、離職前の2年間に雇用保険に加入している期間が12か月以上必要です。失業状態でいることも要件になります。

積極的に就職する意思があり、いつでも就職できる状態でスタンバイしていて、積極的に求職活動中でなければなりません。たとえばハローワークで求職活動をします。雇用保険は誰でも受給できるものではなく、受給要件のクリアが必要です。

期間工でも雇用保険に加入できる

期間工でも、被保険者となる要件を満たせば雇用保険への加入はできます。ポイントになるのは労働時間と雇用期間の2つで、両方満たすことが必要です。

契約するときには、労働時間や雇用期間、契約更新の有無について条件を確認し、加入できる契約なのかどうか確かめましょう。

加入要件①労働時間が週20時間以上

労働時間が1週間に20時間以上が条件です。休日がない通常の週の契約時間が20時間以上になっていることが条件です。

フルタイム勤務なら週20時間以上はクリアしますが、1日の労働時間が短いときや、週の勤務日数が少ないときは、1週間の労働時間が20時間はないかもしれません。契約するときに要件をクリアするか確かめましょう

加入要件②雇用期間が31日以上

継続して31日以上の契約が見込まれることも要件です。たとえば、契約期間の定めがない場合2か月間の契約は、継続見込みが31日以上で、加入要件を満たします。

また、契約更新の規定があれば1か月の契約でも31日以上の雇用見込みがあると判断されます。契約期間の長さや契約更新の有無をチェックすることが大切です。

期間工が雇用保険入って働くときの注意点

雇用保険に入っていても、契約が終了したら保険の基本手当が支給になるとは限りません。

保険の加入期間が受給資格を満たすかどうかのチェックは大切です。離職理由によって失業給付の受け取りに差が出ることも押さえておきましょう。

雇用保険の加入期間の月数には注意

雇用保険の受給は、契約の終了前の2年間で12か月以上の加入期間があることが原則です。この時、フルで1か月ない場合は端数になることに注意します。

たとえば、4月2日から翌年3月31日まで働いた場合、4月2日から4月30日までは29日です。加入期間は11か月と29日になり、12か月未満とカウントされ受給資格が得られません

月の途中から契約が始まるケースは、契約の日にちが何日から何日までなのか、契約更新を何回したら受給要件は満たせるのか、ということに注意が必要です。

加入期間は通算されることも覚えておこう

期間工の場合、契約期間が12か月もなく受給資格が満たせないと心配になるかもしれません。しかし、過去2年を確認しましょう。2年間で合計12か月あれば資格を満たします。

契約終了時の離職理由に注意

契約終了時の離職理由はチェックしましょう。離職理由が会社都合か自己都合かで、給付が受け取れる時期に違いが生じます。

自己都合は、雇用保険に給付制限により受給までの待機2か月待機しなくてはならないからです。退職理由は、雇用保険を受給する手続きに必要な離職票にも記載されます。

更新するつもりがあったけれど契約終了になるのなら、契約更新の明示があるかどうかや契約期間の長さは離職理由のポイントになります。契約終了のときには退職理由を確認しましょう。

まとめ

雇用保険は、労働者の生活の安定と雇用促進のために国が運営する保険です。失業したときには給付金が受け取れます。期間工は、要件となる労働時間と契約期間をクリアすれば雇用保険に加入できます。

雇用保険は給付にも要件があり、加入していれば契約終了後すぐに給付を受けられるわけではありません。期間工の契約時には、雇用保険に加入できるか確認し、契約終了の前には、保険の受給資格や受給条件のチェックを忘れないようしましょう。

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