知っておくと損をしない!期間工でも失業保険はもらえるの?
期間工は未経験ながら高給の職業として有名です。しかし、メーカーによって、3ヶ月か6ヶ月ごとの契約更新となっているので、職を失うリスクも高いです。せっかく高い給料をもらっても、失業期間が続けば、すぐに貯金は尽きてしまいかねません。そのリスクを予防するのが失業保険です。この記事では、失業保険の知って得する情報をお届けします。
まずは失業保険の受給資格を把握しよう
失業保険の受給資格は、退職日からさかのぼって被保険者期間が2年間で1年以上あることです。被保険者期間とは、1ヶ月の間に働いた日が11日以上あることですが、一般的に期間工は月に20日以上は稼働しているので、単純に1年以上働いたかどうかで決まってきます。
加えて、働くモチベーションと能力があり、精力的に就職活動を行っていることが前提です。病気で働けない人は、傷病手当といった別の制度を活用しましょう。契約期間満了のため退職をした期間工の人は、この条件さえ満たしていれば、3ヶ月の給付制限期間なしで失業保険を受けられます。
一方、自己都合で辞めた人は、3ヶ月の給付制限期間がついてしまうので、できる限り契約期間満了での離職を目指しましょう。なぜ自己都合で辞めた人には3ヶ月の給付制限期間がついてしまうのかというと、自己都合で辞めた人は正当な理由がなく自分の好きなタイミングで辞めていると推測できてしまうからです。
対照的に、会社都合で解雇された場合には、意図せずに仕事を失っているので、手厚く保障をする必要があります。例外として、自己都合退職者でも病気、体力が足りない、親の介護のためといったやむを得ない事情があった場合には、3ヶ月の待機期間をなくせることがあります。
退職後に失業保険をもらうまでの流れ
退職をしたら直ちに失業保険受給とはなりません。最低限の期間が過ぎてからの受給となるので、その期間の備えはしておきましょう。まず退職したら自宅に離職票が届きます。離職票が届くまでの期間は、会社によって1週間~1ヶ月程度と大分差があるようです。2週間程度で届くのが平均ですが、最悪1ヶ月程度は待つことになるかもしれません。
注意すべき点は、派遣やアルバイトの場合、労働者側がいわないと自動的に離職票は発行されないことがあることです。期間工に限っては相手先が大手なので、離職票が発行されないという問題はあまり多くありませんが、退職をするときは会社に対して「離職票を発行してください」と告げておくほうが安心です。
離職票を受け取ったら、ハローワークで手続きを行います。失業保険の受給資格が認められれば、7日間の待機期間と、自己都合退職の場合には3ヶ月の受給制限の後、失業保険の給付が始まります。ハローワークで手続きをした日が申し込みとなるので、早めに動くようにしましょう。持ち物は、離職票のほかに「雇用保険被保険者証、身分証明書、印かん、写真2枚、普通預金通帳」となります。
■特定理由離職者
会社都合で望まぬ退職を強いられた人は、3ヶ月の受給制限もなく、給付日数が多く付与してもらえます。ただ、自己都合による退職をした人でも、一定の条件を満たして、正当な理由のある退職であると認められれば、同じように保障を受けられます。これは特定理由離職者制度というものです。
期間工の人は「有期の雇用契約が更新されなかった」という条件にあてはまりやすいです。ここで注意が必要なのは「更新されなかった」という部分です。この場合2つの状況が考えられます。会社の事情で更新がされなかった場合と、会社からの更新要請を自分で断ったという場合です。特定理由離職者とはならないため注意してください。
期間満了でも離職票に自己都合と書かれると厄介!
会社の都合で契約更新を断られ、期間満了で退職をした場合でも、実際は離職票には自己都合と書かれてしまうことが多いようです。この場合、何もいわずにハローワークで手続きをしてしまうと、給付制限がつきます。手続き時に「契約期間満了につき退職をしました」ということを必ず伝えることが重要です。
そうすることで受給制限がなくなり、給付日数が増える可能性もあります。期間工の仕事は非常にハードなので「やむを得ず体力不足で退職を選びました」と説明することで、認定される確率が上がります。
病気の場合には、あらかじめ病院で診断を受けておきましょう。失業保険の金額は、退職時からさかのぼって6ケ月の間にもらった給与かかわってきます。期間工の給料は高めなので、失業保険もそれなりに高い金額をもらえる可能性があります。せっかく貯めたお金を失わないように準備をして備えましょう。
この記事では期間工の失業保険について解説してきました。期間工という体力的に厳しい仕事をあえて選び、高い給料をもらっても失業保険をもらえなければ本末転倒です。離職票の受け取りからハローワークでの手続きまでにいくつかのポイントがありました。もう一度受給条件をインターネットで調べたり最寄りのハローワークで情報収集し、一つ一つしっかり確認しながら損のないように手続きをしていきましょう!
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